こんにちは。
JHorse〜Lifeを運営している慶次です。
私は約13年間勤めた公務員を辞め、現在は民間企業で会社員として働いています。
これまでの記事では、
- 私が公務員を辞めた理由
- 公務員を辞めて良かったこと
- 公務員を辞めて分かったこと
などをお話ししてきました。
そして今回は、実際に公務員を辞めた私だからこそ、
「公務員を辞める前に、一度考えてほしいこと」
についてお話ししたいと思います。
最初に説明すると、私は公務員を辞めることを全肯定するつもりはありません。
むしろ、今の職場に大きな問題がなくて、ただ何となく
「仕事が面白くない」
「もっと良い仕事があるんじゃないか」
「転職したらストレスが減るんじゃないか」
と思っているのであれば、一度冷静になって考えてほしいと思っています。
公務員を辞めるという選択が人生を良くするのではありません。
辞めた後にどう生きるかが大切です。
ですが、何の情報も計画も目標もなく辞めるのは絶対にお勧めしません。
今回は、私自身の経験も踏まえて、公務員を辞める前に考えてほしいことを7つ紹介します。
① 公務員を辞めて、本当に何がしたいのか
まず一番考えてほしいことです。
「公務員を辞めたい」ではなく、「公務員を辞めて何がしたいのか」
それをはっきり言えますか?
確かに、今の仕事が嫌になると、
「とにかく辞めたい」という気持ちが先行してしまいます。
しかし、公務員を辞めること自体がゴールではありません。
収入を増やしたいのか。
家族との時間を増やしたいのか。
新しい仕事に挑戦したいのか。
副業や事業に挑戦したいのか。
心身共に負担を減らしたいのか。
まずは、自分が今の環境を離れて何を手に入れたいのかを考えてみてください。
この部分こそが、私が考えることが出来なかった浅はかな部分でした。
転職先が決まったとしても、その目標が曖昧なままでは、また同じような不満を抱えて
また転職を考える…。
それではいつまで経っても同じ繰り返しです。
ほとんどの人は「辞めたい理由」を真剣に探します。
そうではなく「辞めた後はどんな人生にしたいのか」
ここまで真剣に考えてから判断して下さい。
② 今の給与・福利厚生を失っても後悔しないか
公務員として働いていると
毎月安定して支払われる給与。
賞与。
休暇制度。
各種手当。
そして、雇用の安定性。
それが当たり前になってしまいます。
私自身、公務員を辞めて民間企業で働いてから、改めて感じたことがあります。
「公務員の待遇って、やっぱり恵まれてたんやな」
ということです。
もちろん、仕事内容や職場によって違いはあります。
しかし、今まで当たり前だと思っていたものが、転職後も当たり前に用意されているとは限りません。
だからこそ、辞める前に一度、
「今、自分が公務員として何を得ているのか」
を書き出してみるのも良いと思います。
制度や、社会保証の面でも優遇されている事は複数あります。
失ってから気付いても、簡単には戻れません。
それでも辞めたいと思えるのか。
一度考えてみてください。
③ 転職すれば今の不満は本当に解決するのか
転職を考えるということは、今の職場環境や働き方に何かしらの不満があるからだと思います。
しかし、
「転職=今の悩みが全部なくなる」
とは限りません。
公務員には公務員の大変さがあります。
そして、民間企業には民間企業の大変さがあります。
例えば民間企業では、
- 売上
- 利益
- ノルマ
- 評価
- 給与の変動
- 会社の業績
など、公務員時代にはあまり意識しなかったことを考える場面も出てきます。
今の職場の嫌な部分だけを見て、
「民間企業に行けばもっと楽しく働ける」「自分らしさをもっと発揮できる」
と考えてしまうのは少し浅はかだと思います。
転職によって全ての不満を解消するのは難しいです。
収入を増やそうとすれば、責任と労働時間が増えるし
自由な時間を増やそうとすれば、収入が減るかもしれません。
何よりも、人間関係での転職が多い中、次の転職先で人間関係の面が改善される保証はゼロです。
だから「自分は仕事に何を求めているのか」
に優先順位をつけることが大切だと思います。
100点の職場なんてありません。
転職によって解決できる問題なのか。
それとも、職場が変わっても起こりうる問題なのか。
もしかすると、転職して、公務員の時にはなかった不満や悩みが新たにできるかもしれません。
これは私の体験談です。
「自分は何に不満を感じているのか」
を一度整理してみてください。
転職が全ての解決方法ではないのかもしれません。
④ 家族はどう思っているのか
家族がいる方は、全員で考えて話し合ってほしいです。
ここは本音で話し合わなければ、後々、絶対に不満や意見の食い違いが出てきます。
私はこの部分を強く主張します。
転職するのは自分です。
しかし、転職によって変化するのは自分と家族の生活です。
収入が変われば、家計にも影響して生活も変わります。
勤務時間が変われば、家族と過ごす時間も変わります。
休日が変わる可能性もあります。
特に子育て中の家庭であれば、生活リズムの変化は想像以上に影響が大きいかもしれません。
第2子、3子の可能性も変わるかもしれません。
もちろん、最終的に自分の人生を決めるのは自分です。
だからといって、
「自分の人生なんだから、自分だけで決めればいい」
なんて事は当然に間違っています。
大切な人がいるのであれば、自分がなぜ辞めたいのか、辞めた後にどうしたいのかを一度しっかり話してみてください。
自分では気付かなかった考え方が見えてくるかもしれません。
納得のいく結果でなければ、後悔しか残りません。
⑤ 収入が下がっても生活できるのか
これは精神論ではなく、現実的に考える必要があります。
公務員から転職して、すぐに年収が上がるのは稀なケースでしょう。
むしろ、公務員からの転職直後は、収入が下がる事の方が多いです。
だからこそ、公務員を辞める前に、
- 毎月の生活費はいくら必要なのか
- 住宅ローンや家賃はいくらなのか
- 車にいくらかかっているのか
- 保険料はいくらなのか
- 子どもにこれからいくら必要なのか
- 生活防衛資金はいくらなのか
などを必ず確認して下さい。
例えば、
「毎月30万円ないと生活できない」
という家庭と、
「25万円あれば問題なく生活できる」
という家庭では、選べる転職先も変わってきます。
自分はいくら稼ぎたいのかよりも、最低いくら必要なのか。
これも踏まえて転職を考えましょう。
⑥ 数年後、どちらが後悔すると思うか
視野を広げ、少し先の自分を想像してみてください。
公務員を辞めた自分。
公務員を続けた自分。
5年後、10年後。
どちらの自分の方が後悔しているでしょうか。
もちろん、未来のことなんて誰にも分かりません。
転職して失敗する可能性もあります。
公務員を続けて、
「あのとき挑戦しておけば良かった」
と思う可能性もあります。
だから私は、
「絶対に正しい選択をしよう」
とは思っていません。
人生の良い結果なんて、選んだ後の行動によって変わります。
ですが、選択の前に「絶対回避できるリスク」というのがあるのも現実です。
周囲から
「公務員を辞めるなんてもったいない」
と色んな人から絶対に言われます。(笑) その通りだと思います。
反対に
「嫌なら辞めたらええやん」
とも言われるかもしれません。
でも、その後の人生を歩いていくのは自分です。
しっかり情報を集めて、家族とも相談して、それでも挑戦したいと思えるのであれば、その気持ちは何よりも大切にして、自信を持ってその道を選択してほしいと思います。
⑦ 転職による、大切な人達との今後の関係
転職により、自分が今までお世話になった方や、今後も大切にしたいと思っている人達との関係がどうなるか考えて下さい。
私は辞める時、この部分が一番辛かったと思います。
転職による金銭面の悩みや、転職による様々な支障は、最終的に解決できるかもしれません。
ですが、転職をすると絶対に
これまでの人との繋がりが消える部分があります。
大きく人間関係が変わります。
それが今までお世話になった方や、大切な人の場合もあります。
この部分は、今後どれだけ努力をしても問題解決ができない可能性の方が高いと思います。
逆に私は、職場が変わっても繋がりのある人達は「自分の人生で本当に必要な人達」で
「自分の価値を仕事以外で評価してくれている」人達だと思います。
私の場合、転職という自分の「最後のわがまま」を聞いてもらって
尚且つ、それを応援してくれて
最終的には、「いつでも戻って来てええでな!その時は大歓迎する」
とまで言って頂き、本当に前職の一部の方々には感謝と尊敬しかありません。
「それでも転職する意味はあるのか?」と自問しましたが
もう戻れないので思いっきりました。(笑) ←最後はこんなもん。
なので、転職の際は今後の人間関係もしっかり考えて決断して下さい。
公務員を辞めることが正解でも、続けることが正解でもない
今回は、公務員を辞める前に考えてほしいことを7つ紹介しました。
もう一度まとめます。
- 公務員を辞めて、本当に何がしたいのか
- 今の給与・福利厚生を失っても後悔しないか
- 転職すれば今の不満は本当に解決するのか
- 家族はどう思っているのか
- 収入が下がっても生活できるのか
- 数年後、どちらを後悔すると思うか
- 転職による、大切な人達との今後の関係
私は、公務員を辞めたから人生が良くなったとは考えていません。
反対に、公務員を続けていれば人生が安泰だったとも思っていません。
辞めるか、続けるかよりも、その選択をした後に自分がどう行動するのか。
そちらの方が大切だと思っています。
何故なら、それこそが他の人には無い、自分だけの貴重な経験と価値になるからです。
公務員を辞めようか迷っている方は、焦って答えを出す必要はありません。
求人を見る。
転職について調べる。
家計を確認する。
家族と話す。
自分がやりたいことを書き出してみる。
辞めると決める前でもできることはたくさんあります。
わざわざ目の前のリスクに飛び込む必要もありません。
一つずつ選択肢を増やした上で、
「自分はどう生きたいのか」
を考えてみてください。
この記事が、公務員を辞めようか迷っている方にとって、一つの判断材料になれば幸いです。
頑張る現代人に幸あれ!
JHorse〜Life 慶次


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